特に急ぐ用事もないのに、走る。
しかも42.195キロメートル。
わざわざ。
ゴールのその先に何があるのだろう。

正月のOB会で友人が貸してくれた本。
エントリーはしたものの、躊躇していた僕。
これで、スイッチが入った。
しかし、体はついてこない。
励ましのメールが本番の近づきを知らせる。
(非公表だったのに・・ん~、みんなに知らせよって・・。)
逃げ道は無くなった。

出発前の大阪駅周辺。
変わったなぁ。
目指すは、丹波篠山。

スタート前の筆者。
無事・・ではないが完走。
4時間22分でした。
特に急ぐ用事があったのだ。
一緒に出ようと誘って下さった先輩、友人を待たすわけにはいかなかった。
彼らは3時間前半でゴールなのだ。
5時間くらい、と予想していたので、スタート前に
「風呂入っても時間あまるなぁ」と友人がぽつりと困った顔。
なるべく早く帰らねばと急いだのだ。
「ゴールの先にあるものは」
達成感か・・いや、そこには、黒豆パンやしし汁、その他美味しいものがいっぱいあった。
食べきれない。
丹波篠山は食べ物がおいしいのだ。なんて魅力的な土地。
来年は食べられなかったヤツをやっつけよう。
そうなのだ、また来年も走れるなら走りたい!
食べるために走る。
いやいや違います。
それにしても、と筆者は思うのである。
人の声援とは励みになり、力になるものなのだなぁと。
沿道の人々、誘って下さった先輩、励ましのメールくださった先輩方、
そそのかしてくれた友人たち、
そして、支えてくれた家族(大袈裟やなぁ)。
皆様、ご声援ありがとうございました。

完走メダルを味わう娘よ、応援ありがとう。